監督の南です。
宮崎キャストご紹介、
このシーンは映画の最初のターニングポイントになる大切なシーンで映画の根幹の思想が表されたシーンでもあるので、キャスティングもセリフも最後の最後まで決めきれずに迷いました。
女性がいいか男性がいいか……実は直前までは女性がいいと思っていて、そのようにキャスティングされていたのですが……すみません、直前に気が変わりました。そして急遽キャスティングされたのが川越さん。
オーディションでお会いしたときに、この人なら極々自然な宮崎人をやってくれそうだな……と感じ、印象に残っていました。
で、急遽重要な役でのキャスティングになり、更にシナリオの内容的にも迷っていた私が決定の台詞を渡したのはあろうことか撮影の前日。
川越さん、演じる緊張に加えて役作り、台詞覚えに随分ご苦労されたのではないでしょうか。
こういう、ある種テーマをセリフで語ってしまうようなシーンは非常に難しくハードルが高いです。実のところあまりリアルではないセリフをいかに自然に言うか……そこが俳優の演技力の見せ所です……と自分の非を棚に上げて言ってみます。
その結果は映画をご覧ください。